初回は時間が掛かります

初めて相談に来店する人の多くは『自分の耳の状態を知りたい』『補聴器を使うとどの様に聞こえるのか試してみたい』と考えて来店します。その場ですぐに試聴できるわけではなく、実際に補聴器を聞いてみる前に聴力測定を行ったり、聞こえの状況に合わせて補聴器の調整を行ったりする必要があります。
今回は初めての補聴器の相談とはどんなことを行うのか、どの位の時間が掛かるのかを説明したいと思います。

1. 聞こえで困っていることを伺います

聞こえで困っていることを伺います

最初にお客様がいつから聞こえにくいのか、耳鼻咽喉科を受診したことがあるのか、耳鳴りやめまいの症状があるのか等々、耳の状況とどの様な場面で困っているのか、補聴器の形状や大きさの希望などがあるかを伺います。

2. 聴力測定・語音明瞭度測定

聴力測定・語音明瞭度測定

次に行うのは聴力測定です。最初は音の聞こえ方の測定で、ヘッドホンを被って「ピーピー」「ポーポー」と様々な音を出してどの位の音量で聞こえるかを測定します。健康診断で行うものよりも多くの種類の音を聞いてもらいます。これを通常の鼓膜を通した聞こえと耳の裏にある骨(乳突部)で測る2種類を行います。
次に行う語音明瞭度測定は言葉の聞き取りを調べます。録音された音声で「ア」「キ」「シ」「タ」と一音ずつの単音で音量を変えながら流し、どの位の音量で正答率は何%かを測定します。これは「言葉が分かる」の測定で二種類の測定の結果を見て補聴器の効果の予測と片耳と両耳どちらが良いかを検討します。
事前に耳鼻咽喉科を受診し、聴力のデータを持参していただくと測定は省略できますので、直接補聴器の試聴へ進みます。
ここまでで30分位、お時間が掛かります。

3. 補聴器の試聴

補聴器の試聴

測定結果を基に補聴器が必要な状況であればどの様な機種や形状がお勧めかご相談します。
見えにくい小さなタイプが良いのか、取扱いが楽な耳穴型が良いのか、測定結果を見ながら必要な機能やお勧めの形状をご紹介します。
耳掛け型の機種は、その場で聞こえに合わせた補聴器を試聴していただけます。
もう少し聞こえた方が良い、周りの音がうるさい、自分の声が響くといったことを伺いながら微調整を行います。
ここまでで45分~60分位、お時間が掛かります。

4. 補聴器の貸出

E・テラスではご自宅や職場で試してみたいという希望があれば、無料貸出を行っています。
耳穴型での貸出を希望の際は耳型を取らせていただき、補聴器を作成してから改めて貸出を行います。試聴した機種で貸出を行うのであれば、電池交換と補聴器の付け方を練習していただきます。
これが意外と時間が掛かります。自分の耳は見えないので、指先の感覚だけで上手く奥まで入れていただかなくてはなりません。中途半端だと『ピー』とハウリング音が鳴ってしまうので、正しく装用できるように練習が必要です。
ここまでで60分~90分位、お時間が掛かります。

来店時はご予約をお願いします

来店時はご予約をお願いします

上記のように初回の相談は時間が掛かります。中にはお店にある補聴器をポンッ!と耳に入れて聞こえるか試してみようと来店するお客様もいますが、眼鏡も検眼してから作るように補聴器も正しい測定とお客様個々に合わせた調整が必要なため初回は時間が掛かります。
各種測定や補聴器の試聴・貸出には料金は掛かりません。
初回のご相談の際はご予約の上、時間に余裕をもってご来店をお願いいたします。

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